【わかりやすく解説】教会とは何ですか？【キリスト教Q&A】

 

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【聖書からわかりやすく解説】教会とは何ですか？【キリスト教Q&A】

【簡単に解説】教会とはそもそも何か？【教会堂ではありません】

教会とは、イエス・キリストを信じるクリスチャンの集まりです。

日本語の「教会」は新約聖書のギリシャ語「エクレシア」の訳語で、エクレシアには「召し出された者の集まり」という意味があります。

神に召し出され、イエスを信じる者の集まりが教会なのです。

クリスチャンは礼拝やその他の集会のために教会の建物に集まりますが、教会堂が教会なのではありません。

そもそも日本には、日本人が教会堂と聞いてイメージしがちな大聖堂のような教会はたくさんありません。

プロテスタントの教会の中には、民家をちょっと改装したような小さな教会堂もありますし、マンションの一室や公民館の一室を借りて礼拝している教会もあるのが現実です。

しかしたとえ2、３人の集まりであっても教会であることには変わりありません。

神の子イエス・キリストは、そのような最も小さい規模の信者の集まりにも共にいてくれると約束しているのです。

「教会へ行く」と言うときの教会は、どういう意味？

クリスチャンが「教会へ行く」と言う場合も、単に教会堂に行くことを意味しているのではありません。

教会の建物で行われる信者の集まりに参加するということです。

美しい教会堂は芸術作品として、キリスト教徒でない方たちもひきつける魅力があります。

それぞれの教団教派の神学を反映しているため、宗教的価値もあります。

そこで礼拝する信者の信心を高め、神へささげる礼拝への集中力を強めてくれる効果などがあるでしょう。

ただ、あくまでも聖書が語る教会は、イエス・キリストを信じる者たちの集まりなのです。

【おまけ】教会は英語でなんて言うの？

教会は英語でchurch（チャーチ）と言います。

たとえば、「わたしは毎週日曜日には教会に行きます。」は、I go to church every Sunday.となるのです。

教会と関係した英語表現も少しご紹介いたします。

教会の中には何がある？【教会とはどんな場所なのか】

教会堂に何があるかは、カトリックとプロテスタントで違います。

わたしが牧師として働いてきたプロテスタント教会の礼拝堂には、基本的に聖書しかありませんでした。

十字架が礼拝堂の正面奥の壁に設置されている教会もあれば、プロテスタント宗教改革の「聖書のみ」の原理が徹底している教会では、十字架すらありませんでした。

ただ、プロテスタントにはさまざまな教団教派があり、タペストリーやローソク、色々な祭具のような物を礼拝堂に置いている教会もあります。

カトリックの教会堂には、イエス・キリストや聖書の登場人物の描かれたステンドグラス、像、絵画などが設置されています。

教会は第一に神を礼拝する場所です。

祈りの場所でもあります。

そして、それぞれの教会が信者同士の親睦（しんぼく）を深めたり、地域の方々に教会のことを知ってもらうための様々な活動を行っています。

たとえば、

CSと呼ばれるチャーチスクールでは、子どもたちに分かりやすく聖書のお話をしたり、紙芝居、ゲームなどをしているのです。

キリスト教関係の書籍の読書会、若い世代の方の集まり、中高年の集まりなども行われます。

多くのプロテスタント教会では、毎週聖書の学びやいっしょに祈るための「祈祷（きとう）会」と呼ばれる集会が行われています。

初心者の方向けの入門コースや洗礼を希望する方のための洗礼準備コースなども行なわれているため、関心があれば参加してみるとよいでしょう。

コロナ禍では自粛していましたが、それ以前には「愛餐（あいさん）会」と呼ばれる食事会を毎週礼拝後、あるいはクリスマスやイースターなどの行事の後に行なう教会がありました。

定期的に音楽コンサート、講演会、キリスト教関係の映画の鑑賞会を開催する教会もあります。

週日に子育て教室、ゴスペル教室を開催している教会は少なくありませんし、ヨガ教室をしている教会もあるようです。

特別なイベントとして、夏にはキャンプ、秋にはバザー、冬にはクリスマスイブの礼拝やコンサートや困っている方々のための募金活動、寄付活動なども行われます。

教会には誰が入れるの？【基本的には誰でも入れる】

教会には、基本的には誰でも入れます。

クリスチャンでなくても入れるので、大丈夫です。

クリスチャンの家に生まれ、子どもの頃から教会に通っていた人でなければ、誰でも最初はクリスチャンではありませんでした。

イエス・キリストは誰のことも差別せずに受け入れました。

イエスの弟子であるクリスチャンたちは、人種、国籍、目・髪・肌の色、性別、年齢などで人を差別せず、受け入れます。

と心配する気持ちは分かりますが、

あなたが教会の礼拝に参加したら、きっと歓迎されますので、どうぞご安心ください。

※【『基本的に』は誰でも入れる】と記したのは、たとえば、たまたまあなたの行った日が一年に一度の教会員総会の日だった場合、あなたが来たことがうれしくても、教会員は忙しくてあなたをウェルカムする余裕がないかもしれません・・・。

あと、たいていのプロテスタント教会は1教会に1人の牧師がいるだけであり、牧師は多忙な生活を送っているため、日曜日の礼拝の時間や週日の集会の時間以外は教会が閉まっている可能性があります。

カトリック教会のHPによると、カトリック教会の礼拝堂（「聖堂」と呼ばれます）には、玄関が開いていれば、いつでも自由に入って祈れます（夜間は閉まっています）。

教会に行ってみたいと思ったときは何をすればいい？

多くの教会にはホームページがあり、電話番号やEメールアドレスが記載されていたり、お問い合わせフォームが設置されていたりするため、連絡してみるのがよいでしょう。

多くの教会はホームページに教会までの行き方やマップを記載しており、Google Mapで検索もできますが、小さい教会の場合は検索しても出てこない場合があり、住宅街の中の教会は地図を見ただけではたどり着けないこともあります。

予め連絡を取っておけば、教会への行き方などを親切に教えてもらえるため、安心して行けます。

たいていの教会は聖書や賛美歌（礼拝で歌うキリスト教の歌の歌集）を備え付けていたり、最近ではスクリーンに映し出したりする教会もあるため、手ぶらで行けるでしょう。

礼拝ではなく、教会で開催されるゴスペル教室などに参加したいときも予めコンタクトをとっておくと、何を用意したらいいかを教えてくれるでしょう。

なお、コロナ禍で多くの教会がインターネットでの礼拝の動画配信を始めました。

きっとお住まいのエリアにも礼拝動画の配信をしている教会があるでしょう。

それらを視聴することで、行きたいとお考えの教会の礼拝の様子を知ることができます。

ぜひ、ご覧になってみてください。

教会とは子供向けの場所ですか？【保護者の質問に答えます】

教会には子どもから大人まで集まっています。

教会にはCSと呼ばれるチャーチスクールなどの子供向けプログラムがありますし、最近では礼拝中に子どもを預かって、別室で聖書のカンタンなお話や歌、ゲームなどをしてくれる教会もあります。

小さいお子さんの育児中の方は、

とか、

など、きっと心配でしょう。

お住まいの地域に子ども向けのプログラムを提供している教会があるかどうかを確認することをおすすめします。

教会によっては、元々子どもが多いため、礼拝中に子どもたちが多少騒いでいても全く気にしない教会もあったり、礼拝堂の後部に保護者が子どもといっしょに過ごせる部屋を用意している教会もあったりします。

イエス・キリスト自身が子どもたちを愛し、祝福し、

と語ったため、キリスト教会は子どもたちをウェルカムで、子ども好きな多くの方がいるのです。

あなたがお子さんといっしょに安心して参加できる教会が見つかるように心から願っています。

まとめ：近くの教会に行ってみましょう！

最後までお読みいただき、ありがとうございました。いかがでしたか。

この記事では、

について解説してきました。

教会とは何かがおおまかにお分かりいただけたことでしょう。

教会に関心があり、実際に行ってみたいと考えていた方々が、教会に足を運ぶきっかけとなれば幸いです。

もしこの記事を読んで、

と思った方は、お問い合わせフォームに連絡していただければ、近くの教会を探すお手伝いができますので、遠慮なくおっしゃってくださいね！

「百聞は一見に如かず」と言います。

ぜひ、一度教会に行って、どんなところかご自分の目でご覧になってみてください。

あなたが教会でイエス・キリストと出会って、あなたの人生が今から永遠に豊かに祝福されますように心から願っています。

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