不安で夜眠ることができなかったり、朝に体調を崩してしまったりします。
不安な時に安心させてくれる聖書の言葉はありませんか?
もちろん、あります。
不安な心を静めるのに役立つ聖書の言葉を、6つ厳選してご紹介しますね。
この記事を書いているわたしは、クリスチャンの家に生まれ育ち、プロテスタントの牧師になるための神学校を卒業後、約20年間キリスト教会で牧師として働いてきました。
このようなわたしが上記の質問にお答えします。
ぜひ、最後までご覧ください。
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【眠れない夜に効果バツグン】不安な時に読んでほしい聖書の言葉6選
旧約聖書 詩篇121:3-6
主はあなたの足の動かされるのをゆるされない。あなたを守る者はまどろむことがない。見よ、イスラエルを守る者は/まどろむこともなく、眠ることもない。主はあなたを守る者、/主はあなたの右の手をおおう陰である。昼は太陽があなたを撃つことなく、/夜は月があなたを撃つことはない。
明日のことが不安で眠れないという経験を誰もがしたことがあるでしょう。
目を閉じて何とか寝ようとしても、かえってあせってしまい、目がさえて眠れなくなってしまうのです。
眠れない夜の一つの原因は、わたしたちが自分で全部なんとかしようとあれこれ考えてしまうからではないでしょうか?
わたしたちが起きている間だけではなく、眠っている間、つまり、もっとも無防備な時にも、神様が守っていてくださると聖書は教えています。
わたしたちが寝ていて自分のために何もできない時にも、神様は決して眠ることなくわたしたちのために働いてくださるのです。
わたしたちを愛し、守っていてくださる神様に心の不安をおゆだねすると、不安でいっぱいだった心がラクになり、眠れるようになります。
旧約聖書 イザヤ書46:4
わたしはあなたがたの年老いるまで変らず、/白髪となるまで、あなたがたを持ち運ぶ。わたしは造ったゆえ、必ず負い、/持ち運び、かつ救う。
進学、就職、失業、離婚、病気、家族の死などによって、わたしたちの人生は大きく変化します。
それまで心の支えとしていた人間関係も変わるため、わたしたちは孤独や心細さを感じ、「果たして自分はこの先やっていけるのだろうか?」と不安を強く感じるでしょう。
誰もが変わることのない永遠の愛を求めていますが実際には得られず、かえって見離されたり、見捨てられたりしてひとりぼっちになってしまうことを恐れて生きています。
今ある人間関係がずっと続くなんて誰も保証できませんし、わたしたちの立場や状況が変わった時にあっさりと離れていく人もいます。
しかし聖書は、わたしたちの創造主が永遠の変わることのない愛でわたしたちを導き、守り、人生の最終的な責任を取ってくださると約束しているのです。
わたしたちが生まれた瞬間から導いてくださっていた神様が、わたしたちの人生の最後の瞬間までずっといっしょにいてくださいます。
なんて心強いのでしょうか!
新約聖書 マタイによる福音書6:34
だから、あすのことを思いわずらうな。あすのことは、あす自身が思いわずらうであろう。一日の苦労は、その日一日だけで十分である。
イエス・キリストが約2000年前に群衆に語ったこの言葉は、時間と場所を超えて今でも私たちの心に届き、不安や心配から解放する力があります。
わたしたちは明日のことを心配するばかりに、今日すべきことに集中できなくなってしまう傾向があります。
しかし、わたしたちはすでに今日という日の苦労を負っており、この日一日はそれだけで十分だと、イエスは語るのです。
今わたしたちに見えない明日のことは、わたしたちの明日を守ってくださる神様にお任せしましょう。
そして、今日一日に全力投球し、後は神様にゆだねてゆっくり休むことが大切なのです。
明日はどんな日になるかわたしたちには分かりません。
晴れか、嵐か、曇りになるか。
でも、創造主が今日も明日もいつまでも守り、導いてくださるから、安心できますね。
新約聖書 マタイの福音書7:7
求めよ、そうすれば、与えられるであろう。捜せ、そうすれば、見いだすであろう。門をたたけ、そうすれば、あけてもらえるであろう。
「わたしが今している努力は報われるのかな?」
「ひょっとして全てが無駄になってしまうのかな・・・」
このような疑問や悩みを持って、心がざわざわする時が誰しもあるでしょう。
「あきらめずに求め続ければ、与えられる」というイエスの言葉は、そんなわたしたちをとても励ましてくれます。
神様に祈り求め、自分自身もふさわしい努力をし続けてゆくなら、道は開かれるのです。
わたしたちを愛し、わたしたちにとって一番良いことを知っている神様は、一番良いタイミング、ベストな仕方でわたしたちの願いをかなえてくださいます。
新約聖書 へブル人への手紙13:5
金銭を愛することをしないで、自分の持っているもので満足しなさい。主は、「わたしは、決してあなたを離れず、あなたを捨てない」と言われた。
円安、インフレのこの時期、お金のことが気にならない人はいないといっても過言ではないでしょう。
少子高齢化と年金制度の将来のことを考えて、「自分の将来は大丈夫かな?」と誰しも少しは不安になるのではないでしょうか?
節約したり、少しでも多くお金を稼いで、将来に備えることは大切で、必要なことでもあります。
ただし、お金が一番大事、お金が神様にまでなってしまうと、逆にお金に心がとらわれてしまって、「お金が足りないかも・・・」、「お金がなくなってしまわないか・・・」と不安が心から離れなくなってしまいます。
わたしたちの安心の源は、神様がわたしたちを決して見離すことも見捨てることもなく、どんな時にもずっといっしょにいてくださるという約束にあるのです。
いつ、いかなる時にもわたしたちといっしょにいて助けてくださる神様を信頼し、今与えられているものに満足し、感謝して生きていく心には、不安が入り込むスキはありません。
新約聖書 ペテロの手紙第一5:7
神はあなたがたをかえりみていて下さるのであるから、自分の思いわずらいを、いっさい神にゆだねるがよい。
子どもは大人のようには心配しません。
心配する必要がありません。
親が自分を愛し、心を配り、養い守ってくれると信頼しているからです。
聖書は、神様が親と同じように、いや、親以上に、わたしたちを愛し、心を配り、守り、養い導いてくださることを教えています。
そして、わたしたちが過度の不安におちいったり、心配しすぎたりせず、自分の不安や心配の重荷を神様にお任せするようにすすめています。
わたしたちが心配しすぎる必要がないのは、神様がわたしたちのことを心配して(心を配って)いてくださるからです。
まとめ 不安で夜眠れない時には、「心の処方箋」である聖書の言葉を読みましょう!
最後までお読みくださり、ありがとうございました。いかがでしたか。
この記事では、不安な時に読んでほしい聖書の言葉を6つ厳選してご紹介してきました。
ご自分の今の心の状態に語りかける言葉が見つかったのではないでしょうか?
聖書の言葉はわたしたちの「心の処方箋」です。
イエス・キリストは「魂の医者」と呼ばれ、イエスの言葉は古今東西の無数の人々の心をなぐさめ、励まし、不安から解き放ってきました。
あなたを永遠に変わることのない愛で愛し、心を配り、守り導いてくださる創造主がいます。
神様を信頼すると、不安から解放され、「きっと大丈夫、何とかなる!」と思えて、安心して眠ることができます。
身体の不調も和らぐでしょう。
神様にゆだねる時、「どんな時にも大丈夫!」という確信と本当の安心が心に与えられるからです。
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